スズメバチ

2015年のスズメバチに関する主なニュース



<12月>

外来スズメバチ確認されず 環境省の生息調査 (2015年12月25日 産経WEST)

環境省は25日、北九州市で8月に巣が見つかった中国原産の特定外来生物「ツマアカスズメバチ」の生息調査の結果、
新たなハチや巣は確認されなかったと発表した。
女王バチが活動を始める来年春以降、再び調べる。

同省によると、11月中旬〜12月中旬、北九州市と山口県下関市の公園などに計100個のわなを設置した。
既にツマアカスズメバチの定着が確認されている長崎県対馬市や韓国・釜山と船の往来がある大阪や佐賀、
長崎、熊本の港周辺でも調べた。

ツマアカスズメバチは駆除が難しい高い木に巣を作るのが特徴。
攻撃的で、巣を刺激すると執拗に人間を追尾することで知られる。
定着すると急速に数を増やし、分布域を広げる恐れがある。



<11月>

危険な外来スズメバチ、根絶不可能?…国が防除手法見直し (2015年11月20日 読売新聞)

2012年に長崎県対馬市で初めて特定外来生物「ツマアカスズメバチ」が見つかり、
九州本土にも生息域を広げている問題で、環境省は19日、分布域の縮小や未侵入域への侵入防止を図るなどの
目標を掲げた総合防除計画骨子案を公表した。

同市厳原町で開いた第2回防除対策検討委員会で示された骨子案では、
「現時点では根絶を可能とする防除手法は存在しない」とした上で、当面、
女王蜂を中心に駆除して分布域での低密度化を図るなどし、新たな駆除方法が開発され次第、手法を見直すとしている。

昆虫学などに詳しい専門家による委員からは、
殺虫剤と組み合わせた新しい餌の開発による防除法の研究を行うことなどが提案された。
同省では、委員の意見を参考にして今年度中に計画案をまとめる方針。
このほか、対馬市内では今年度、19日現在で巣約170個のうち約140個を駆除したことが報告された。



外来スズメバチ、新たな確認なし 北九州市などで環境省 (2015年11月7日 日本経済新聞)

北九州市で8月に中国などが原産の特定外来生物「ツマアカスズメバチ」の巣が確認された問題で、
環境省九州地方環境事務所は6日、同市や山口県下関市などで実施した調査の結果、
新たな巣や個体は見つからなかったと発表した。
9月から10月末まで、ハチ採集器を設置するなどして生息状況を調べていた。
今後は念のため、このハチの活動期間の12月半ばまで監視を続ける。

両市での調査は巣が見つかった下水処理施設を中心に、公園や緑地、港の周辺で約千個の採集器を設置したほか、
木の枝などに巣がないかを見回った。
生息が確認されている長崎県の対馬や韓国・釜山との船便がある熊本や長崎、佐賀、福岡、大阪などの港周辺でも調べた。

ツマアカスズメバチは在来のスズメバチより繁殖力と攻撃性が強く、
人への被害や生態系への悪影響が懸念されている。



新城でヘボサミット開催 (2015年11月3日 東日新聞)

新城ヘボサミット(新城ヘボ愛好会主催)が1日、秋晴れのもと、新城文化会館はなのき広場で開催された。
ヘボは、地中に巣を作るクロスズメバチのことで、この地方では食用として親しまれている。
愛好家らは夏の初めに山から小さな巣を採取し、箱の中で大きく育てる。

同サミットはヘボ愛好家が自ら育てたヘボの巣を持ちよりその出来を競うもので、今年で16回目。
順位は巣の重さによって決まる。
この日集まったヘボの巣は、昨年より多い85箱。
100人ほどの観衆が見守る中、箱が開けられ、何段にも重なったヘボの巣が姿を現した。
計量後、巣は100グラム1000円で販売された。

計量の結果、今年の優勝は新城市作手の佐藤文俊さん(75)で、巣は6290cあり、
昨年の優勝者の巣より約1800グラムも重かった。
準優勝は、長野県阿智村の田中俊充さんで約5000グラム。

これが5回目の優勝だという佐藤さんは「8月末まではヘボがあまり通わなかったが、9月から一気に通うようになった。
優勝できてよかった」と喜びを語った。
会場では、ヘボ飯のおにぎりとすりつぶしたヘボ入り味噌の五平餅が販売され、1時間半ほどで完売した。



今が一番危険! スズメバチに遭遇したらどうすればいい? (2015年11月1日 Jタウンネット)

[ドデスカ!-名古屋テレビ]2015年10月21日放送で、スズメバチの駆除を行う会社を紹介していました。
毒針に刺されアレルギー反応により、最悪の場合死に至ることもあるスズメバチ。
今年は梅雨前線の停滞と台風による長雨が原因で、山で巣を作れず住宅街などへの被害が増加しているとのこと。
岐阜県大垣市の「防除研究所」は、主に害獣や害虫の駆除を専門に行っています。
この時期一番多いのは蜂の問い合わせで、中でもスズメバチの駆除依頼が多いのだとか。

スズメバチの被害 今がピーク
秋に誕生する女王蜂を守るため今が最も攻撃性が高まり、人への被害もピークだそうです。
先月愛知・三重でスズメバチに刺され、12人が軽傷を負いました。
岐阜県では90歳の女性が数か所を刺され、死亡するという痛ましいことも。

この日防除研究所に緊急の依頼が入り、滋賀県へ急行。
現場にいたのは世界最大で凶暴と知られるオオズズメバチ。
エサを求めミツバチの巣を襲撃、幼虫を食べたと見られます。
一匹たりとも逃がさないよう、慎重に手づかみで捕えるハンター。
粘着テープで一網打尽に。最後は巣を撤去して完了です。

蜂に遭遇したら
防除研究所の田中智哲さんによれば、急に出てきた蜂に驚いて手で払ったりは絶対にしてはいけないとのこと。
静かに後ずさりして、蜂を刺激せずに立ち去るのが有効だと言います。

また蜂の巣は殻のようなもので覆われているため、
中まで薬が届かないと薬をかけた瞬間に一斉に蜂が飛び出してきて非常に危険なため、
駆除は業者に依頼をお勧めしますとのことでした。
蜂の種類や場所に応じて駆除方法も変えており、巣を見つけたらプロにお願いするのが無難ですね。



<10月>

中国:スズメバチに襲われた男性、「母乳療法」及ばず死亡 (2015年10月30日 ニュースクリップ)

重慶市のある山中で30歳の男性が26日、スズメバチの群れに襲われて死亡する事故が起きた。
病院に運ばれた当初、看護婦の母乳を傷口に塗るなどの緊急手当が奏功し、一時は回復したかに思われたが、
その後容態が急変したという。
重慶晨報が28日付で伝えた。

死亡した男性の身体には、全身に100カ所以上の刺された傷あとがあった。
重慶市ではこのところの季節の変化で、スズメバチが最も活発に活動するとされる15〜20度まで気温が低下していた。
搬送先の病院では、その場に居合わせた何人かの看護婦が母乳を提供。
人間の母乳には、スズメバチの毒素を中和させる効果があるという。
ただ、夕方になって容体が急変。ICUで緊急治療が施されたが、午後9時25分に死亡が確認された。
スズメバチの活動は気温と大きな関係があり、秋後半が最も危険という。
気温が15度を下回ると、動きが弱まるとされている。



『鉄腕!DASH!!』松岡ビビリまくり!TOKIOが無人島でスズメバチと対決! (2015年10月26日 楽天ウーマン)

25日に放送された日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』にて、
TOKIOが無人島でスズメバチ駆除をする場面があり、
初体験の松岡と場数を踏んでいる他のメンバーとの反応の差が話題となっている。

問題の場面は、無人島を開拓する『DASH島』のコーナーで放送された。
舟屋に向けて、一年半前から作成中の水路に水を流すTOKIO。
だが、流れてきた水はスズメバチの死骸だらけだった。

原因は、件の舟屋。夏頃から、舟屋の屋根にキイロスズメバチが巣を作り始めていたようだ。
この事態に対し、番組企画でスズメバチ駆除に慣れている城島や山口は余裕の表情だったが、
そんな経験がない松岡はビビりまくる。
そして1ヶ月後、道具を揃えて駆除に向かうと、発見当初20cmほどだった巣は60cm以上の大きさにまで成長していた。
刺されないよう防護服を着込むTOKIOだが、なぜか松岡の防護服だけ補修跡だらけのボロで、ますます不安は増大。
ハチを怒らせないよう綺麗に巣を落そうとするTOKIOだったが、
焦りからか松岡が余計な張り切りを見せ、巣を中途半端に傷つけてしまう。
結局、ハチを激昂させてしまう事態となった。

だが、他のメンバーが落ち着いた対応を見せ、誰も刺される事なく巣の撤去に成功。
松岡の慌てぶりばかりが目立つ回だったが、トップアイドルなのにプロの駆除業者並に落ち着いている
他のメンバーの方が特殊ではないだろうか。

これに対してネット上では、
「松岡の案外ビビりなところやっぱいいわwww」
「というかリーダーと山口くんがビビらなすぎだよ!」
「松岡のだけツギだらけww」
「今週は神回の面白さだなあw」
「ほんと本職なんなんだwww」
などの声が寄せられている。



外来スズメバチ、九州で拡大中 高所に巣…駆除に苦慮 (2015年10月18日 朝日新聞)

今年夏、本土で初めて北九州市で確認された外来種のツマアカスズメバチ。
3年前に見つかった長崎県対馬市では全域に広がり、校舎やアパートの上層階にも巣を作って、養蜂にも打撃を与えている。
これ以上の拡大を食い止められるのか。水際での取り組みが続く。

14日、対馬市の郊外。
白い防護服と手袋を身につけた2人の駆除業者が高所作業車のリフトに乗り、
高さ約15メートルの電柱にできた直径約50センチの巣に近づく。
ノズルを差し込み、殺虫剤を噴射。巣から出てきた10匹余のツマアカスズメバチに囲まれながら巣をはぎ取り、ポリ袋に入れた。

約15分で作業を終えた川口誠さん(41)は「作業車が使えると楽だが、
木に登るときは1〜2時間かかり、本当に大変」と語る。

市内の豊玉高校の松田芳誠(よしなり)事務長(48)は7月、
校舎4階にある図書室の窓の外にできたバレーボール大の巣に驚いた。
「こんな高いところに蜂の巣ができるなんて」。市に翌日、駆除してもらった。
「生徒が窓を開けていたら、と思うとゾッとする」



駆除要請急増!スズメバチにご用心 見かけたら通報、屋外では黒い帽子避けて 群馬 (2015年10月14日 産経ニュース)

毎年9月から10月にかけて繁殖期に入り活動が活発化するスズメバチ。
民家の軒下や生け垣などに作った巣に気づかず、巣を守ろうと気の荒くなったスズメバチに追われる被害も。
住民からの駆除要請件数が昨年より3割以上増えた自治体もあり、
高崎市などは広報などで注意を呼びかけている。

高崎市並榎町の民家の軒下に30〜40センチの巣が見つかったのは9月下旬。
通りから入った一角とはいえ下の生活道は小学生や幼児らも通るため、近所の住民が市に駆除を要請した。
市の依頼で現場を確認した業者は「位置が高すぎる」として手をつけなかったが、
住民らの強い要請で今月9日、駆除された。
襲われるなどの被害はなかったという。
毎年、この季節になると同様な要請が増えるが、高崎市の場合、
9月末現在での駆除数は712件で昨年同時期(536件)より3割以上増えている。

スズメバチは黒い色に反応し威嚇する場合、「カチカチ」という音を鳴らす。
被害が報告されるのはオオスズメバチとキイロスズメバチがほとんどで、
死亡事例の大半が急激で過剰な免疫反応による「アレルギー性ショック死」という。

平成22年10月には昭和村で86歳の男性が自宅物置で倒れているのが見つかり、死亡した。
ハチの被害とされ、物置の軒下には直径約50センチのキイロスズメバチの巣があった。
25年8月には、みなかみ町でマラソン大会に参加していた男女約50人がスズメバチに刺され、
3人が病院に搬送される事故も起きている。

住環境の中で巣を見つけたら、刺激しないで自治体に相談するのが賢明。
駆除サービスを行っている自治体は多く、一般住居対象の無料駆除は高崎市のほか太田市、
館林市、伊勢崎市など(壁や大木を剥がすなどの工事が必要な場合は有料)。
費用の半額補助は藤岡市、桐生市、沼田市など。
前橋市では依頼者が1500円を負担すると、市が契約している業者に依頼し駆除している。

最盛期の9月は過ぎたものの、紅葉狩りなど行楽で野山に出かける機会は今後も増える。
黒い服や帽子、刺激臭にも敏感なので過度な香水も避けるなどの注意が必要だ。



スズメバチに刺され?90歳死亡=全身に数カ所刺し痕−岐阜 (2015年10月5日 時事ドットコム)

岐阜県警は5日、岐阜県山県市平井の空き家の敷地内でスズメバチに刺されたとみられる女性が死亡したと発表した。
山県署によると、死亡したのは、近くに住む無職梅田澄江さん(90)。
3日午後1時15分ごろ、この空き家の敷地内で倒れているのを長男が発見し119番した。
搬送当時、梅田さんは「蜂に刺された」と話していたが、容体が急変し多臓器不全で5日死亡した。
全身に数カ所の刺し痕があり、草刈りのさなかに刺されたとみられる。
梅田さんは「自宅近くの空き家の雑草が気になる」と長男らに話していたという。



凶暴ツマアカスズメバチすでに全国に拡散?フランスや韓国では死亡被害 (2015年10月1日 J-CAST)

先月10日(2015年9月)に福岡県北九州で見つかったツマアカスズメバチは、
この十数年でアジアから世界各地に生息域を広げ、死者も出ている凶悪スズメバチだ。
「体長は2センチほどで、日本に生息するオオスズメバチよりは小さいのですが、とにかく繁殖力が強いのです。
フランスでは7人が刺されて死亡、韓国では駆除が追いつかず消防士1人が死亡しました」と三輪秀香アナが伝える。
対馬での生息は確認されていたが、北九州に上陸していたわけで、これが九州全域から本州に拡散する勢いなのだ。

天敵なく旺盛な繁殖力
北九州市新町の浄化センターで見つかったツマアカスズメバチの巣は直径50センチほどで、中に約1000匹の幼虫がいた。
対馬からの上陸を防ごうとしていた役所は慌てた。
「新たに巣を作る女王蜂が出て来る前に早期発見、早期駆除をしないと大変なことになる」と環境省の田上真吾氏は言う。
三輪アナ「人を刺すだけではなく、ミツバチを殺してしまうため、
カボチャの花の受粉が減って農家には大打撃になっています」
九州大学の上野高敏教授は「このスズメバチは外来種で天敵がいないため、爆発的に増えていく可能性があります。
すでに船やトラックで北九州以外の全国各地に広がっている恐れがあります」と警告している。
柳澤秀夫キャスター(解説委員)「刺されないためにはどうしたらいいの」
三輪アナ「上野教授は3つの対策をあげています。第1に巣に近づかないこと。
第2に黒っぽい服は避けて薄い色を着る。第3に帽子を被るです。
このスズメバチは都市部のマンションや緑の木々の比較的高い所に巣を作りますので要注意です。
また、畑仕事や草刈りでは細心の注意を心がけて下さい」



<9月>

スズメバチに刺され死亡 37歳男性、農作業中に 北海道士幌町 (2015年9月24日 スポニチ)

23日午後5時25分ごろ、北海道士幌町士幌東9線の農家で、
農作業をしていた音更町東音更東2線、酪農業清野賢司さん(37)がスズメバチに手を1カ所刺されて意識不明となり、
同午後7時ごろ、搬送先の病院で死亡した。
帯広署によると、清野さんは実家の収穫作業を手伝っていた。



巣発見の北九州などで危険な外来スズメバチを調査 環境省 (2015年9月23日 産経ニュース)

環境省は、中国原産の特定外来生物「ツマアカスズメバチ」の巣が見つかった北九州市で、生息状況の調査を始めた。
10月下旬まで続ける。

ツマアカスズメバチの巣は、8月下旬に同市門司区の下水処理場内で見つかった。
平成24年に長崎県の離島、対馬で見つかったが、その他の地域では侵入が確認されていなかった。

18日に実施した調査では、下水処理場から約500メートル先の同市小倉北区の公園で、
環境省職員と同省から委託を受けた専門業者が、木の枝に巣がないかを双眼鏡で確認した。

10本の木の幹に、乳酸菌飲料などを混ぜた水をペットボトルに入れて作った採集器を設置した。
今後、同市や山口県下関市の港付近にも採集器を仕掛ける。

調査に立ち会った環境省の担当者は「9、10月はハチの活動のピーク。他にも巣がある可能性があり、
早期に見つけて拡大防止につなげたい」と語った。



スズメバチに刺され男女12人けが 愛知と三重の行楽地 (2015年9月23日 朝日新聞)

愛知県犬山市と三重県名張市で22日、スズメバチが観光客らを襲い、
12人が病院などに運ばれ手当てを受けたが、全員軽症という。
秋のスズメバチは子育て中で警戒心が強まっており、
消防などは「巣を見つけても絶対に近づかないで欲しい」と呼びかけている。

犬山市犬山北古券の犬山城東側の遊歩道では22日午後2時45分ごろ、
男女4人が腕や頭を刺され、病院に搬送された。
犬山市消防本部によると、東京などから観光に訪れていた20〜60代の男女4人で、歩いていたところを襲われた。
付近から巣も見つかったという。

また、同日午前11時ごろ、名張市赤目町長坂の赤目四十八滝キャンプ場付近で、
大阪府富田林市や奈良県宇陀市などに住む10〜70代の男女計8人がスズメバチに頭や腕などを刺された。
名張市によると、現場は近鉄赤目口駅から赤目四十八滝に通じるハイキングコースで、
付近の木の根に巣のようなものがあった。
巣の撤去が終わるまで、付近は封鎖されるが、観光客は車道で迂回(うかい)できるという。



スズメバチか? 愛知県犬山市で4人が刺されけが 今が活動のピーク (2015年9月18日 西日本新聞)

愛知県犬山市消防本部に入った連絡によると、22日午後3時ごろ、
市内の犬山城の近くで男女4人がスズメバチとみられるハチに頭や手を刺された。
4人は病院に運ばれたが、いずれも軽傷とみられる。
専門家によると、9月と10月はハチの活動のピークで注意が必要だという。



危険外来バチ、封じ込め必死 北九州市で生息状況調査 (2015年9月18日 西日本新聞)

国内では長崎県・対馬だけで確認されていた特定外来生物「ツマアカスズメバチ」の巣が、
北九州市門司区で見つかったと発表されて1週間。
近隣住民に不安が広がる中、環境省は18日、現地で生息状況調査を始めた。
外来昆虫に詳しい九州大の上野高敏准教授は「本土で巣が確認された以上、どこで見つかっても不思議ではない。
侵入を防ぐのは不可能に近く、国や自治体はいち早く駆除できるよう準備する必要がある」と訴えている。

環境省九州地方環境事務所はこの日、ツマアカスズメバチの巣が見つかった下水処理場から
約500メートル離れた小倉北区内の公園を調査。
双眼鏡で巣や個体がないかを確認した田上真吾・野生生物課企画官は
「目視した限りでは確認できなかった。まだ(侵入の)初期段階だと思う」と述べた。
木々には、ハチをおびき寄せる誘引剤入りのペットボトル製のわなを仕掛けた。
わなは同市内と山口県下関市に計千個を設置し、10月下旬まで1週間おきに確認を続ける。
体長2〜3センチのツマアカスズメバチは、全体的に黒っぽく腹部はオレンジ色。
中国南部原産とされるが、繁殖力が強く韓国や欧州にも侵入。
主にミツバチを含む昆虫類を餌にし、養蜂業への影響も懸念される。
日本国内では、2012年に対馬で発見。門司では8月28日に処理場内で巣が見つかり、
今月10日にツマアカスズメバチと判明した。

近くで酒販店を営む田村洋文さん(47)は「こんな市街地の近くで見つかるとは思わなかった。
習性が分からないので、どんどん巣を作られると怖い」と話す。
現場は関門海峡やJR門司駅にも近く、上野准教授は「放っておくと全国に拡大する恐れがある」と警鐘を鳴らす。
門司で見つかったツマアカスズメバチは腹部のオレンジ色の部分が韓国のハチに似ているため、
「北九州や下関へのフェリーやコンテナ航路がある釜山から侵入した可能性が高い」(上野准教授)。
地球温暖化の進展で生息域を拡大し、グローバル化の影響で移動しやすくなっていることが、侵入の背景にあるという。
上野准教授は「国境を越えてヒトやモノの往来が進む中、外来種の駆除は初動が重要。
広がらないうちに集中的に調査し、撲滅させる必要がある」と強調している。

ツマアカスズメバチ



幼児ら12人、スズメバチ?に刺される…京都 (2015年9月13日 読売新聞)

13日午後0時40分頃、京都市右京区嵯峨清滝大谷町の清滝川沿いの遊歩道で、
「仲間がスズメバチのようなハチにさされた」と119番があった。
京都市消防局によると、幼児1人を含む計12人が、ハチに手や足などを刺され、
病院に搬送されたが、いずれも軽症とみられる。
近くで、キイロスズメバチの巣が見つかった。

京都府警などによると、刺されたのは家族連れなど3グループで、付近で散策をしていたという。
周辺はハイキングコースとして知られる。



ツマアカスズメバチ:巣と個体 北九州市で確認 (2015年9月11日 毎日新聞)

環境省は11日、国内で長崎県対馬市だけで生息が確認されていた特定外来生物
「ツマアカスズメバチ」の巣と個体を、北九州市で確認したと発表した。
対馬市以外での生息確認は初めて。侵入ルートは不明だが、対馬市から以外にも、
韓国から船で入ってきた可能性もあるという。
今後、本州に拡大する恐れがあり、発見場所周辺で調査を進めるという。

環境省によると、ツマアカスズメバチは中国や東南アジアが原産で、体長2〜3センチ、
体は黒っぽく腹の先がオレンジ色。ミツバチなどの昆虫を食べ、繁殖力が非常に強いため、
韓国や欧州ではミツバチや在来種が減るなど生態系への影響が指摘されている。
対馬市では2012年に確認され、北部ではツマアカスズメバチが在来種よりも多くなる傾向があるという。
日本は今年、外来生物法に基づき飼育と輸入を原則禁止する特定外来生物に指定し、本格的な駆除を始めたところだった。

北九州市で見つかった巣は、8月下旬に市の浄化センター内の木(高さ7メートル地点)にあった。
9月に業者が駆除したハチと巣を調べたところ、ツマアカスズメバチと判明した。
環境省は今後、周辺自治体や駆除業者から情報を集めるとともに、韓国・釜山港と船の往来がある博多港や下関港などで、
わなによるスズメバチの捕獲調査も実施する。

環境省外来生物対策室の担当者は「ツマアカスズメバチは人への攻撃性が特別強いわけではないが、
生態系への影響は大きく、拡大をいち早く食い止めたい」と話す。



9月が危険! スズメバチに殺されたくない人は知っておくべき対処法 (2015年9月8日 日刊大衆)

毎年、9月頃になるとススメバチが猛威をふるい、刺されて亡くなった方の報道が流れる。
スズメバチが攻撃的になる危険な期間は8〜11月で、働き蜂が活発に活動し、
巣が大きく改築されていく拡張期の9月がもっとも危ないからだ。

ススメバチの種類は約70種で、日本には16種いる。
そのなかでも、攻撃性が強く危険とされているのが、世界でも最大種のオオスズメバチと、
都会の環境に適応しているキイロスズメバチだ。
刺すのは女王蜂と働き蜂のメスのみで、巣に近づくと外敵に対して、
周りをしつこく飛び回って「警戒」→ アゴを噛み合わせてカチカチと音を鳴らし「威嚇」、
そして「興奮」→ 刺して「攻撃」する。
そんな恐ろしいスズメバチに殺されないよう、万が一のときの対処法をまとめてみた。
まずは、被害に合わないための対処法は以下の通りだ。

1:刺激しない
野山を歩くときは、白い服や帽子を被り、長ズボン、長袖を着用しよう。
黒い衣服はスズメバチを刺激して攻撃を受けやすい。
整髪料、香水、甘いジュースの匂いにも寄ってくるので注意。

2:巣を作らせない
住宅の庭の木、軒下、側溝の蓋の裏など、雨の当たらない暖かいところに巣が作られやすいので、
春くらいから大きな蜂を見かけたら注意したい。
スズメバチの巣を発見したら、すみやかに市役所や保健所に連絡して、駆除してもらおう。

3:遭遇したら静かに逃げる
80メートル以上離れるまで、できるだけ急いで姿勢を低くしたまま、背を向けず静かに離れる。
もし、近づいてきても手で払ったり道具を振り回したり、大声を出したりしない。
刺激を与えれば、逃げるどころか、針を立てて襲い掛かってくる。

それでも刺されたら、被害を最小限にするため、迅速な応急処置が必要だ。

1:自分の身の完全を確保
スズメバチはミツバチと違って何度も刺すので、刺した蜂がまだ近くにいないか確認する。
また、毒針からは仲間に警戒信号を送るフェロモンが分泌されているので、巣から確実に離れる。

2:毒を絞り出し、傷口を冷やす
体内に毒が回る量を最小限に抑えるため、口では吸わず、指でつねって絞り出し、
冷たい水で傷口を洗い流しながら冷やす。
所持しているなら、抗ヒスタミン軟膏、ステロイド剤、タンニン酸水を塗りつける。

自分でできる処置は以上なので、あとは皮膚科に行って診察を受けよう。

また、スズメバチに刺されたときに、一番怖いのはアナフィラキシーショックだ。
これは、毒に対して免疫が過剰に反応してしまい、激しいアレルギー反応が出ることで、
一度スズメバチに刺されたことがある人が、もう一度刺されたとき、まれに起こる症状だ。
全身じんましん、発汗、吐き気、頭痛、腹痛などの症状を引き起こし、ひどい場合は、
意識がもうろうとして、呼吸困難、血圧の低下により意識を失ってしまう。
蜂刺されによる死亡事故のほとんどが、アナフィラキシーショックが原因らしいので、
刺されて数分以内に、全身が赤くなる、呼吸が苦しくなる、血圧が下がるなどの症状が起きたら、
急いで皮膚科に駆け込んで欲しい。

ちなみに、オシッコをかけるといいという言い伝えがあるが、まったくの間違い。絶対にやめよう。



スズメバチ:秋に活発化、ご注意 巣の駆除に補助金も /群馬 (2015年9月3日 毎日新聞)

スズメバチに注意が必要な季節となった。
厚生労働省の人口動態調査によると、全国で毎年20人前後が蜂に刺されて死亡している。
特に野山では対策が必要。
県内では住宅地での巣の駆除に補助金を出す市町村が多い。

高崎市で昨年10月、ランニング中の男子高校生15人がスズメバチに襲われた。
命に別条はなかったが、頭を刺された生徒たちは病院で手当てを受けた。
2010年10月には昭和村糸井の物置で作業中の男性(86)がスズメバチに首など数カ所を刺され、
急性アレルギーショックで死亡している。

県立ぐんま昆虫の森(桐生市新里町)の学芸員、筒井学さんによると、
県内の山間部には最大4センチ以上のオオスズメバチが生息し、
住宅街ではコガタスズメバチやキイロスズメバチが多い。
新しい女王蜂が生まれる9月ごろに最も活発化し、外部の刺激に対し敏感になるという。
スズメバチは臭いの強いものと、黒いものに向かう習性がある。
筒井さんは「山に入る際には香水や整髪料を避け、髪を隠すことが予防策になる」と助言する。
攻撃前には上下に小刻みに揺れて威嚇してくるため、兆候を確認したらゆっくり立ち去ることが大切という。

一般家庭の巣を駆除する行政サービスは、高崎市や太田市、伊勢崎市は原則無料。
前橋市は巣1個につき自己負担1500円。
桐生市や藤岡市、沼田市は駆除費用の半額を補助する。
前橋市の担当者は「スズメバチは特に毒性や攻撃性が高く、素人が巣を取るのは避けてほしい」と話している。



<8月>

本格シーズン到来 頼りになる「スズメバチバスター」の仕事とは… (2015年8月27日 スポニチ)

夏から秋にかけてはスズメバチに刺されたというニュースが相次ぎ、時には死亡するケースもある。
9月以降は巣が巨大化し、働きバチの動きも活発になる。
もしも巣を見つけたら?
頼りになるのは、危険を顧みず無数の毒針の中に飛び込む「スズメバチバスター」だ。

茨城県取手市の水田が広がる地域に建つ一軒家に、白い防護服に身を包んだ小川世紀(34)が乗り込んだ。
2階寝室の天井部分にある点検孔から屋根裏に上がり、ほふく前進で“獲物”に近づく。
狙う巣は30センチ大。体長2、3センチのハチのブンブンという羽音が響く。
「これはモンスズメバチという種類。かなり大型の巣です」と作業を始めた。

ハチの出入り口に差し込んだピストル式のノズルから、殺虫剤を一気に注入。
苦しくなって巣から出てきたハチや、戻ってきた働きバチを虫捕り網を使って1匹ずつキャッチ。
約30分で終了した。
まだ何匹かが巣を探して飛び回っていたが「再び巣を作らない程度まで減らせば撤収です」と道具を片付け始めた。

依頼は7〜9月に集中しており、1日10件回ることもある。
約100日間は朝から晩まで働き続け、「休みは台風の日だけ」と笑った。

ハチが恐れられる最大の理由は、刺された人が亡くなる可能性があることだ。
厚生労働省の人口動態調査によると、13年、ハチに刺されたことによる死者数は全国で24人で、
ここ10年ほどは年20人前後で推移。
刺される被害は、全国で数千件といわれている。

「体質的にハチの毒に強い」という小川だが、刺された経験は数回では済まない。
命の危険を感じたこともある。
スズメバチの中でも毒性が最強といわれるオオスズメバチに首元を刺された際は、
体温のコントロールができなくなった。
震える手で妻に電話をかけ、「声が途切れたら救急車を呼んでほしい」と頼んだほどだった。
幸い病院に行くこともなく、症状は徐々に消えていった。

高温多湿になる夏場は、「熱中症」というハチ以外の“敵”もいる。
足場が不安定な屋根の上での作業中に落下し、全身打撲と診断されたこともあった。
どんな危険があっても、作業を中断することはしないのがポリシー。
「お客さんは切羽詰まった状態で電話をかけてきています。
刺されて体調が悪くなったので作業を中止しますなんて言えませんよ」と話した。

勤務していた住宅メンテナンス会社が立ち上げたハチ駆除会社の役員となったことが、
スズメバチバスターとしての本格的なスタートだった。
2011年までの4年間で3000件以上を手掛け、結婚を機に独立。
関東近県エリアに駆け付ける駆除業者「ハチ駆除8940」(東京都江戸川区)を設立した。

確実な仕事ぶりが口コミで広がり、年を追うごとに依頼は増加。
顧客には公共交通機関各社も含まれる。
数千匹ものハチが主要駅に現れ、電車を止めるかどうかの決断を迫られたこともあった。

料金は10センチ大の巣で9800円から。
アシスタントは付けるが、作業の大部分は単独でこなす。
もうかっていそうだが「バスター業は季節もの。この仕事一本で食べていくのは難しいですね」と苦笑した。

冬には不動産賃貸業を営み、春になると養蜂家としてハチミツを採る。
駆除する一方でハチを育てるとは、矛盾していないか。
「ハチは悪なんだろうけど、全滅させるのはかわいそうな気もしています。
理想はハチと人間が共存できる世界ですかねえ」とポツリとこぼし、しばらく考え込んだ。

スズメバチは都内のど真ん中でも見かける。
実際、小川も山手線の内側で作業をすることもある。
エサになる昆虫が、まだ十分にいることの証明でもある。
小川の出動機会が減ったときこそ、人間にとって本当に“危険”な状態になるのかもしれない。

≪巣を見つけたら…≫ハチに刺されて死亡するケースは、畑仕事や雑草除去中に多い。
知らぬ間に巣に近づいてしまい、ハチの総攻撃に遭ってしまうためだ。
巣を見つけてしまった場合には、どう対処するべきか。
各自治体では、ハチを見かけたら興奮させないよう、頭を低くし、速やかにその場を離れるよう喚起している。
また、巣の駆除を専門業者に依頼した場合、費用の一部を助成する制度もある。



1時間以内に処置しないと死の危険も!万が一「スズメバチに刺されてしまった時」の応急処置3ステップ (2015年8月27日 楽天ウーマン)

暑さもひと段落し、ますますアウトドアが楽しい季節となりましたが、
これからの時期は特に“スズメバチ”に注意が必要なんです。
つい先日も福岡県でボーイスカウトの小学生ら11人がスズメバチに刺され救急搬送されるというニュースがあったばかり。
楽しいアウトドアで、もしも我が子が刺されてしまったら……どうしたら良いのか分からずパニックになってしまいそうです。 そこで今回は刺されると痛いだけじゃなく、最悪の場合死に至る“スズメバチ”に
万が一刺されてしまったときの応急処置の方法をご紹介します。

■スズメバチが怖いワケ
スズメバチの活動が活発になるのは、次の世代の女王蜂を育てる繁栄期間となる8月から10月と言われています。
この時期巣には攻撃的になっている数百匹ものスズメバチが住みついているため、
スズメバチに刺される事故が多発するのです。
スズメバチが他の虫刺されよりも恐れられている原因の一つが“アナフィラキシーショック”。
最悪の場合死に至るケースもある危険な症状があるからです。

●アナフィラキシーショックの症状
・全身に蕁麻疹がでる
・発汗、頭痛、吐き気などの症状がでる
・気道収縮によって呼吸ができなくなる
・血圧が急に低下し、意識がなくなる
“スズメバチに2回以上刺されるとアナフィラキシーショックになる“という話を聞いたことがある人も
いるかもしれませんが、森林総合研究所の資料によると、アナフィラキシーショックになるかどうかは
刺された回数よりも、“ハチ毒アレルギーかどうか”が重要なんだそう。
ハチ毒アレルギーの人はスズメバチに刺される回数が増すと、
体が起こすアレルギー反応が強くなる可能性があるため、とにかく刺されないように気をつけましょう。

■もしもスズメバチに刺されたら…
どんなにスズメバチに気をつけていても、刺されてしまい、
アナフィラキシーショックを起こしてしまうことは100%ないとは言い切れません。
アナフィラキシーショックは刺されてから数分から10分以内に以上の症状が起こるそうです。
緊急処置が遅れると最悪死に至る怖い症状ですので、もしもスズメバチに刺されたら、
まずは落ち着いて以下の応急処置を実行しましょう。

(1)刺された個所を流水にさらす
ハチの毒は水に溶けやすい性質なので、体の外に絞り出すように流水で洗います。
もし針が刺さったままでしたら抜きましょう。

(2)傷口から毒液を吸い出す
爪などで傷口を体の外へ出すようなイメージで絞り出します。
この時、口で毒を吸い取ることは危険なので絶対にしないでください。
市販されているポイズンリムーバーを使うと、より体の外に毒を吸い出す事ができて便利です。

(3)塗り薬を塗り、患部を冷やす
抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏などがあれば塗布し、
冷たいタオルや氷嚢などで傷口を冷やしましょう。
ポイズンリムーバー、ステロイド軟膏は、ハチ刺され以外にも使える便利なアイテムなので、
アウトドア用の救急セットに常備しておくと良いですよ!

いかがでしたか?
本来スズメバチは何もしていない人間を攻撃することは稀ですし、
アウトドアを楽しもうとする人間もスズメバチに攻撃をする人はいません。
スズメバチの刺傷事故は、お互いの「攻撃されるかも」という“勘違い“から起こるものです。
スズメバチを見かけても刺激させないように、程よい距離を保って遊びましょうね。



ボーイスカウトら11人、スズメバチに刺される (2015年8月23日 読売新聞)

23日午前7時25分頃、福岡県上毛こうげ町下唐原しもとうばるの研修施設「県立ふれあいの家京築けいちく」から、
「ボーイスカウトの小学生たちがスズメバチに刺された」と119番があった。
県警豊前署によると、刺されたのは、施設近くの雑木林を散策していたボーイスカウトの
6歳から中学2年までの10人と、引率していた成人男性1人の計11人。
全員、大分県中津市内の病院に搬送され、治療を受けた。いずれも軽傷という。
研修施設によると、北九州市戸畑区のボーイスカウトで、同施設には22日〜24日の間、滞在する予定だった。



どうすれば安全安心:秋に活動活発化、スズメバチ 攻撃前警告、刺激せず後退を (2015年8月15日 livedoorニュース)

秋が近づくと、気をつけねばならないのがスズメバチだ。
巣を守る働きバチが増え、攻撃が活発化する8月から9月は最も警戒すべき時期とされる。
強力な毒針を持ち、毎年20人前後が命を落とすスズメバチはクマや毒ヘビよりも危険とも言われる。
被害を防ぐには、どうすればいいのか。
8月上旬、東京都内の駆除業者「ハチ駆除8940」に同行した。
依頼があったのは文京区の住宅街に建つマンション。
4階の部屋のベランダに設置されたエアコン室外機の裏側に、
ハンドボールほどの大きさのコガタスズメバチの巣があった。
樹皮で作られたきれいなしま模様の巣の周辺で、
体長3センチほどの働きバチが不気味な羽音を響かせている。
同社社長の小川世紀さんが防護用の帽子や分厚い手袋で身支度し、仕事を開始。
巣の入り口付近にそっと殺虫剤のノズルを近づけて一気に噴射する。
巣にいた働きバチの動きは止まったが、まだ終わりではない。
エサや水の確保に向かった働きバチが次々に戻ってくるからだ。
それらを虫捕り網で1匹ずつ捕獲する。
小川さんによると、この作業で再び周辺に巣を作る恐れが低減されるという。
ある程度、働きバチを捕ったところで巣を取り除き、作業は完了。

駆除が本格化するのはこれからだが、既に依頼は殺到している。
年間500件ほど請け負うという小川さんは
「最近は10メートルほど離れた場所からも噴射できるとされる殺虫剤が市販されており、
それを使って駆除する人もいます。
ただし、狙いを外してしまうと、興奮状態となったスズメバチが辺り構わず攻撃し、
本人は避難したとしても通り掛かった人が被害に遭う恐れもあります」。

ハチの生態を知らないまま、自己流で駆除することの危険性を指摘するのだ。
スズメバチによる刺傷事故は8月から10月にかけて急増する。
巣の規模が大きくなり働きバチの個体数が増えるとともに、
巣の中では新たな女王バチが育っており、警戒を強めるからだ。

では、秋の行楽シーズンなどに野山を散策中、
うっかりスズメバチの巣に近づいてしまったらどうすればいいのか。
ハチの生態に詳しい玉川大農学部長、小野正人さんは
「スズメバチはいきなり人を襲うようなことはなく、必ず警告を発してから攻撃します。
ですから、慌てずに行動することが重要です」と語る。

小野さんによると、まず2?3匹がまとわりつくように飛び回り様子をうかがう。
続いて狙いをつけるかのようにホバリング(停止飛行)し、
あごをかみ合わせて「カチカチ」という音を立てる。
こうなれば明らかに攻撃に移るぞという警告だ。
来た道をゆっくりと後ずさりして立ち去るべきだ。

気をつけたいのは、まとわりつかれても安易に手で振り払わないことだ。
スズメバチに「危害を加えようとしている」と見なされ危険性が増しかねない。
スズメバチは、巣が危機だと認識すると、毒針から「警報フェロモン」を噴射する。
それが「緊急事態発生」の合図となり、多数の働きバチが巣から飛び出してくる。
そうなったら一目散に逃げるしかない。

巣がありそうな野山に出かける際には、服装にも注意して危険を減らしたい。
小野さんによると、スズメバチは黒い色に対して攻撃する性質がある。
黒っぽい服の着用は控え、なるべく肌も露出させない。
髪の毛が隠れるように帽子をかぶることも心掛けたい。
香りが強い香水や整髪料などをつけることも避けるべきだ。
これらの製品には、警報フェロモンと似た物質が含まれる可能性があるからだ。

ジュース類や食べ物を手に持って歩かないことも重要だ。
雑食性のキイロスズメバチやクロスズメバチを引き寄せかねない。
ジュース類や弁当のふたも開けっ放しにしないようにしたい。

スズメバチに刺されると、どうなるのか。
「ハチ毒の特徴は反応時間が早い点にあります。30分以内に症状が表れ、
中には5〜10分で意識がなくなる人もいます」と説明するのは、
ハチ毒アレルギーに詳しい独協医科大病院呼吸器・アレルギー内科講師の平田博国さんだ。

多くの人は、痛みやかゆみを感じたり腫れたりするものの、数日で消えるので、
患部を冷やすなどの処置をすればよい。
一方、10〜20%程度の人がじんましんや嘔吐(おうと)、
呼吸困難などが特徴の「アナフィラキシー」と呼ばれる症状を引き起こす。
数%の人は急激な血圧低下や意識障害など生命への危険が及ぶ「アナフィラキシーショック」に陥る。
その場合、動き回るとさらに血圧が下がるので、なるべく安静にし、
携帯電話などで一刻も早く医療機関に連絡して治療を受ける必要がある。

スズメバチに限らずハチに一度刺されると、体質によるが、
体内に「ハチ毒特異的IgE抗体」が作られることがある。
この抗体を持っているとアナフィラキシー症状が出やすい。
持っているかどうかは血液検査などで分かる。
検査の結果が「陽性」で、スズメバチの巣がありそうな場所に出かけねばならない人は
医師の処方を受け、血圧の低下を防ぐ応急処置のためアドレナリンの
自己注射(エピペン)を持ち歩くようにする。
「保険適用外ながら、林業関係者など高いリスクを抱える人は、
根本的治療としてハチ毒エキスを注射し体を慣らしていく
免疫療法を受けるという方法もあります」と平田さん。

「スズメバチは、イモムシなど植物を食い荒らす害虫を駆除する益虫です。
アジアでは昔から栄養価の高いハチの子は貴重なたんぱく源にもなってきました」。
研究の過程で、これまで数え切れないほど刺されてきたという小野さんは、そう話す。

スズメバチは、巣に危険が迫ったときにやむを得ず戦う「専守防衛」の生き物だ。
できれば無用な刺激を避け共存を心掛けたい。



蜘蛛を操るスズメバチの生態、発見される (2015年8月15日 livedoorニュース)

日本の神戸大学が発表した研究結果が海外で高く評価され、取り沙汰されています。
蜘蛛の上に卵を産みつけ神経系を乗っ取り、蜘蛛に巣を作らせる、
そして最終的には、幼虫が蜘蛛の内臓を食べて成長するというスズメバチが存在します。

ギンメッキゴミグモ(ゴミグモ属)という蜘蛛が本州、四国、九州、南西諸島に生息しています。
頭と胸が光沢のある黒色で、腹部が銀色の体長が1cmにも満たない小型の蜘蛛です。
ゴミという名は、自分の姿を隠すために、カモフラージュで網にゴミを吊るすことから付けられたのですが、
ギンメッキゴミグモはゴミを吊るしません。
この蜘蛛の上に卵を産みつけて神経系を乗っ取るニールセンクモヒメバチというスズメバチがいます。
ニールセンクモヒメバチの幼虫は、一定の大きさになるまでは、
寄生した蜘蛛を生かしながら成長していきますが、蜘蛛が生きている間から、
ゆっくりと何時間もかけて体液を吸っていきます。

蜘蛛が死んだ後も体液を吸い尽くし、外殻だけになった蜘蛛を蜘蛛の巣から捨てて、繭を紡ぎ出します。
ギンメッキゴミグモを殺して繭を完成させるまでの21時間半を、
640倍速に編集した動画も一緒に紹介されています。
驚くことに、寄生されたギンメッキゴミグモは、操られて、
本来の糸より強化されたもので網を作り出すそうです。

この残酷な関係性は10年以上前から知られていましたが、
ニールセンクモヒメバチの影響でギンメッキゴミグモの網が強化されることを突き止めたのは、
初めてのことであり、世界中の昆虫学者の間で高く賞賛されています。



「幻のハチ」標本も展示 栃木県立博物館で「狩りバチ」展 (2015年8月15日 産経ニュース)

スズメバチやミツバチ以外にも多様な種類のハチの生態を写真などで詳しく解説した
自然系テーマ展「狩りバチ」が宇都宮市睦町の県立博物館で開かれている。
9月23日まで。身近でよく見かけるのに、あまり知られていない種も多く、
夏休みの自由研究に参考になるとして、子供たちも多く訪れている。

今回の展示では、狩りをするハチをテーマにし、標本や写真の一部は展示を担当した同館学芸員の
小田桐亮さん(25)が現地調査で採取、撮影した。
小田桐さんによると、スズメバチやアシナガバチのように集団で巣を作り、社会性があるハチは1割程度。
多くの種が単独で行動する。昆虫の幼虫などを刺して麻酔をかけた状態にして巣に運び、幼虫の餌とする。
土を掘ったり、竹の空洞を利用したり、泥団子でとっくりや煙突の形を作ったりと、
種によって巣の作り方もさまざま。

また、全国で6匹、県内では15年前に日光市で1匹しか発見されていない
「幻の狩りバチ」シモヤマギングチの標本も展示。

小田桐さんは「ハチには多くの種類があり、接し方を知っていれば刺されることはない。
ハチは意外と面白いと感じてもらえれば」と話している。
22日午後2時半には、小田桐さんが展示解説をする。
定員20人。



スズメバチの巣、駆除相次ぐ/釧路市内 (2015年8月9日 釧路新聞)

今年、釧路市内でスズメバチの巣が相次いで見つかって専門業者が駆除に追われている。
市役所にも多い日で市民から20件以上の問い合わせが入っている状況。
市の施設でも各所に巣が発見され、担当する環境保全課の職員が処理しているが、
今年は特に多く5日現在で39カ所に達し、昨年の53カ所を上回る見込み。
7月には美原でマンホールいっぱい長さ1b50aもの巣も見つかった。



外来バチ対馬に定着、環境省が防除計画案策定へ (2015年8月3日 読売新聞)

今にも襲いかからんとする6メートルのカマキリ、虫をむさぼり食べる5メートルのスズメバチ。
人間の何倍も大きい「巨大昆虫ワールド」が大阪・南港に出現した。

小さくなった人間が昆虫の世界を冒険する設定。
子どもたちはカブトムシの背中に乗っかったり、バッタの跳躍に驚いたり、会場に歓声と悲鳴が交錯した。
来場者の大半は親子連れ。
虫が苦手なお父さんも「子どものために」と冷や汗をぬぐっていた。
31日まで。

巨大スズメバチ



<7月>

外来バチ対馬に定着、環境省が防除計画案策定へ (2015年7月10日 読売新聞)

長崎県の離島・対馬(対馬市)で、繁殖力が極めて高く、
どう猛な特定外来生物「ツマアカスズメバチ」が急速に生息域を広げている。
3年前に国内で初確認されて以降、巣は瞬く間に島の全域に広がった。
生態系への影響が懸念されるほか、人を襲う被害も報告されており、
環境省は九州本土や本州への分布を防ぐため、対策を本格化する。

同省などによると、ツマアカスズメバチが対馬で確認されたのは2012年。
翌13年は島北部を中心に巣が約55個、14年は島全域で150個が見つかった。

国外でも原産地ではない国への侵入が相次ぎ、韓国では生息域が毎年10〜20キロずつ広がっている。
対馬に自然飛来した可能性は否定できないものの、
韓国・釜山を結ぶ定期船に紛れ込んで上陸したとの見方もある。



シネマの週末・トピックス:アリのままでいたい (2015年7月10日 毎日新聞)

カブトムシやアリ、トンボなどの生態を昆虫の目線で撮影、厳しい生存競争を描く。
内視鏡用を3年かけて改良した特殊なカメラを用いた。
40年以上、昆虫を撮り続ける写真家、栗林慧が地元の長崎・平戸を舞台に撮影総監督を務めた。
ナレーションはDAIGOら。樹液を巡るカブトムシとクワガタ、
スズメバチの戦いや、飛び立つ瞬間のバッタをとらえた映像などは一見の価値あり。
人間の感覚からすると過酷なカマキリの一生も、誰もが生死を考える“哲学者”になるだろう。
途中に挟まれるアニメやTVゲームの演出を息抜きとして楽しむ余裕があれば、
大人も虫好きだった幼い頃を思い出すのは請け合いだ。
1時間20分。丸の内TOEIほか。



東尾理子、自宅にスズメバチの巣 (2015年7月6日 デイリーニュース)

プロゴルファーの東尾理子が夫のタレント石田純一と住む都内の自宅ベランダに
スズメバチの巣が見つかり5日、専門家によって駆除された。
東尾が自身の公式ブログで報告した。

巣は2階のベランダで発見され、訪れた専門家は全身を防護服で包む完全装備で駆除作業に当たった。
東尾家のベランダには檜風呂が設置されていて、よく家族で使用していることから、
東尾は「刺されなくて良かった」と胸をなで下ろした。

専門家には「1週間くらいは蜂が帰って来る可能性があるので、外には出ないで下さい」と指示されたという。
スズメバチは凶暴で強力な毒を持ち、刺された場合はショック死することもある。
日本全国で毎年、多くの犠牲者が報告されている。



<6月>

手作り捕獲器でハチ対策 (2015年6月19日 神奈川県タウンニュース)

気温の上昇とともに活動が活発になるスズメバチ。
5月から徐々に増え、10月頃までは注意が必要だ。

区内神木の県立東高根森林公園では、手作りの捕獲器を使ってスズメバチ対策を行っている。
捕獲器はペットボトルの側面にH型の切り込みを入れ、上を外側に、下を内側に折り込んだもの。
中に入ったスズメバチが逃げられなくなる仕組みだ。
中には酒や砂糖、酢を混ぜ合わせた誘引剤を入れ、スズメバチをおびき寄せる。

女王蜂が単独で行動する5月から設置しており、7月上旬に一旦回収する。
その後、働き蜂の数が増える9月から10月にかけて再度設置する予定だ。
同公園担当者は「来園者が安全に公園を楽しめるよう対策を進めている。
捕獲器はご自宅でも簡単に作れるので気軽に問合せてほしい」と話している。
なお、スズメバチ対策として「長袖を着用する」「黒い服は避ける」などの注意点を上げている。



<4月>

ハチ対策は早めに (2015年4月22日 緑区タウンニュース)

緑区役所環境衛生係では気温の上昇とともに注意が必要となるハチ対策について、
早めの対処を呼び掛けている。

毎年4月から6月頃は女王蜂が巣を作り始めると言われている。
この時期はまだ巣内のハチの数も少なく、駆除をするのに最適だという。
区では巣が大きくなる前のこの時期に専門業者に依頼するなどして対策をとることを勧めている。

ハチは特に軒下や換気扇、植込みの樹木など外から見えにくい場所に巣をつくるケースが多い。
早期に巣を発見するためには、こまめな点検が肝心だが、
巣を発見した際には急に近づいたり揺らしたりせず、近くで騒がないよう注意が必要だという。

ハチの種類により巣の形状が異なる。
攻撃的で特に注意が必要なスズメバチはボール型の外被に覆われ、
表面に波型の模様があるのが特徴。
外被にある出入り口がひとつなのも見分けるポイントのひとつだという。

区では「毎年7月から10月ぐらいにかけ、ハチが巣をつくったという相談が多くなる。
この時期まで成長した巣は駆除も大変になるので、早めに発見、
早めに駆除を心掛けていただければ」と話している。

スズメバチの巣



<3月>

登別・スズメバチの巣からスズメがひょっこりと (2015年3月25日 読売新聞)

登別市新川町に住む牧口謹也さん(70)がこのほど、
町内幌別川近くのアパートの軒下で、スズメバチの巣から顔を出すスズメを撮影した。
冬場のねぐらなのか営巣のための偵察なのか真相は不明だが、何ともしゃれの効いた様子だ。
18日午前7時半ごろ、日課の散歩で川近くを歩いていた。
「チュン、チュン」の鳴き声に誘われ、今は使われていないアパートの軒下へ。
数匹のスズメがスズメバチの巣の周りを飛び回り、1匹がひょっこりと顔を出していた。

日本野鳥の会室蘭支部の篠原盛雄支部長によると、
スズメバチは女王バチだけが越冬するため巣は“空き家”。
スズメの営巣時期はこれからで「冬場のねぐらとして利用していたのか、
巣作りの偵察の可能性があります。巣ができたら非常に珍しいですね」とにっこり。

牧口さんは「春なので巣作りかなと思い鳴き声を追い掛けて見つけましたが、
まさかスズメバチの巣から顔を出しているとは驚きました。
珍しい光景だったので思わず撮影しました」と話し、今後の成り行きを楽しみにしている。

スズメバチの巣にスズメ



対馬侵入の外来スズメバチ 九州上陸阻止へ国が予算 (2015年3月3日 読売新聞)

対馬市で分布域を拡大し、養蜂への被害が問題になっている外来種ツマアカスズメバチについて、
環境省は1日から、飼育や輸入などを禁止する「特定外来生物」に指定した。
九州への上陸を防ぐため、約1億円の予算をかけ、根絶に向けて対馬で徹底した対策に乗り出す。
ツマアカスズメバチは、体長2〜3センチ。
全体的に黒色で、繁殖力や人への攻撃性が強く、ニホンミツバチを好んで捕食する。
ヨーロッパやインド、中国、韓国などに広く分布し、国内では2013年6月、
島北部の対馬市上県町で生息が初めて確認された。
韓国から侵入したとみられる。

環境省九州地方環境事務所(熊本市)が昨年7、8月と9、10月の2回、
市内で行った分布確認調査では、島北部だけでなく、島南部でも捕獲され、
分布域が全島に広がっていることが判明した。

今回の指定に伴い、許可を受けずにツマアカスズメバチの飼育や保管、運搬、
輸入、野外に放つことなどを禁止(捕獲は規制外)するとともに、
根絶に向けた緊急対策事業費として約1億円の予算を計上した。
新年度も継続して取り組み、生態や分布、巣などの把握に努め、生育段階に応じた効果、
効率的な防除手法を検討する。
同時に、対馬に侵入した経路を調べ、侵入防止の監視体制を整え、総合的な防除計画を立てることにしている。



<2月>

「スズメバチ駆除」に功績 (2015年2月28日 神奈川タウンニュース)

市職員の行動指針を実践し、特に顕著な成果を挙げた取り組みなどに贈られる「チーム横浜市長賞」。
今年度の受賞対象がこのほど発表され、保土ケ谷区の生活衛生課が選ばれた。
区役所内で単独の課が表彰されるのは今回が初。
他区の模範にもなる独自の「スズメバチ撃退法」が高く評価された。

この表彰制度は2011年度から実施されているもの。
「市民から信頼されるよう誠実・公正に行動する」
「市民の安全・安心を第一に行動する」などの市職員の行動基準を実践した部署に贈られる。
今年度は6団体が「市長賞」に選ばれた。

駆除コストを軽減
例年、各区や市局単位での取り組みが表彰される中、今回初めて区役所内の一部署として単独受賞を
果たしたのが保土ケ谷区の「生活衛生課」。
同課では、1つ約3万円が必要ともいわれている「スズメバチの巣の駆除」(費用は原則区民負担)について、
より低コストかつ安全に実行できる手段を模索。
「女王バチ捕獲作戦(オペレーション8)」と題した、独自の方法を完成させた。

3年の努力、結実
元々、区内でのスズメバチに関する相談件数は例年100件前後。
しかし地元には陣ケ下公園や保土ケ公園などスズメバチが生息可能な大きな緑地もあり、
さらに気候や条件が整い大量に発生した際は、相談件数が倍増するなど、区民にとって脅威になっていた。
そんな中で事業化されたこのスズメバチ撃退法は、
春先に巣を作り始める「女王蜂」をあらかじめ捕獲してしまう事で、
刺傷事故などの被害を抑えようというもの。
実現に際しては3年の年月を要し、焼酎と酢、黒砂糖と水を一定の割合で配合した「誘引剤」を開発した。
さらに罠を仕掛ける高さや色なども徹底的に調べあげ、最も効率の良い「女王蜂捕獲術」を考案。
これにより、今年度もこれまでに女王蜂564匹の捕獲に成功するなど、大きな成果を残している。
従来は駆除業者に委託するしか対策がなかった生活衛生課で開発に当たった中心メンバーの1人、
今関修一さん=写真は「スズメ蜂を駆除する手段を増やすことができて良かった。
この方法を共有し、被害を少しでも減らせれば」と話している。

他区のモデルケースに
また、こうした成果を受け、金沢区で同様の捕獲作戦が始まるなど、
他エリアのモデルケースとしても、注目を集めているという。
保土ケ谷区では捕獲した女王蜂を冷凍保存などで保管しており、
標本にする事や展示会なども検討しながら、撃退法を広くPRしていく方策も検討している。



対馬外来ハチ根絶へ1億円 (2015年2月11日 長崎新聞)

ミツバチなどを捕食する外来種、ツマアカスズメバチの生息が対馬で確認された問題で、
環境省は島内での根絶に乗り出す。
約1億円を投じて韓国からの侵入経路を調べ、今後の侵入を防ぐとともに、
ほかの島や本土への生息域の拡大を食い止める。

中国や東南アジアが原産で繁殖力が強いのが特徴。
韓国や欧州でも増加するとともに、ミツバチの減少が報告されている。
対馬でも島の伝統養蜂や固有の生態系への悪影響が懸念されている。
国は1月に特定外来生物に指定。3月から保管や運搬、輸入、野外に放つことが禁止される。
新年度には総合的な防除計画を立案する。
韓国からの侵入経路を把握し、再侵入を防ぐための監視方法を検討。
対馬から島外に拡散する可能性のあるルートも調べる。
このほか生態や分布、巣を作りやすい環境を分析。
産卵を始める前の女王蜂をわなで捕まえたり、樹木に作られた巣ごと撤去したりするなど、
季節に応じた効果的な防除手法も研究する。

環境省は昨年に発見した巣の状況も公表。
市内で150個を確認しこのうち134個を撤去した。
10個は住民や民間業者などが取り除き、地形的な要因で取り除けない巣も6個あった。
町別では、上県町が77個、上対馬町が50個、峰町は13個、美津島町は6個、豊玉町4個だった。

環境省九州地方環境事務所は「壱岐や九州本土への侵入を封じ込める必要がある。
この対馬で根絶を目指したい」としている。

対馬スズメバチ



<1月>

ツマアカスズメバチを特定外来生物に 政府が閣議決定 (2015年1月9日 日本経済新聞)

政府は9日、欧州や韓国で人の被害や生態系への影響が問題となり、
国内でも長崎県対馬市で確認された「ツマアカスズメバチ」を特定外来生物に指定する政令を閣議決定した。
3月1日付で施行する。体長2〜3センチで、
繁殖力や攻撃性が極めて強く、欧州では分布域が急速に拡大した。


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